ドラえもん声優、大山のぶ代ら5人が交代


で、移行一発目でいきなりアニメの濃い話題から入るわけですが。
アニメ話題と言うか声優さんについてですね。
声優というのは声のみでの演技を求められる職業です。
そして長い業界の歩みの中でその技術は精錬されてきました。
このドラえもんのレギュラー陣の方々など、その最前線を常に歩んで来られた重鎮中の重鎮。
数年前同じく化け物アニメのサザエさんのカツオ役の声優さんの交代がありましたが、
こちらは前の方が亡くなってしまっての交代と言う形でした。
他には有名どころではルパンの山田さんとか、
ヲタになじみの深い方では富山さんとか井上さんとか塩沢さんなど・・・
ルパンは物まね芸人の似た声がそのまま、という事になりましたが、
カツオや富山さんのヤンは結構違う声質の方になって賛否両論だったり。
亡くなられてる方でこうなのですから、ドラえもんの後を引き継ぐ人は大変だ。
ヲタとしては配役に注目。


で、そこから飛躍して声優話を少し掘り下げてみる。
ドラえもんに並ぶとも劣らない化け物アニメの宮崎アニメ。
その新作が今週末公開されたと言うことですが、キャスティングが波紋を呼んでいるようです。
そう、"キムタク"です。


木村拓哉といえばあのボソボソ喋り、明らかに向いてないと言うかアフレコやっちゃいけない人です。
そして言うまでも無くやはりかなり評判は悪いようです。
宮崎駿は何時の頃からか声優を使わなくなりました。
ナウシカには榊原さんが出てるので使ってます。
魔女の宅急便にも高山みなみさん以下色々。
で、どこからかと思ってググッたらどうもトトロの父役の糸井重里から俳優・女優起用に流れた模様。
そういえばあの父の声は浮いていた。
そうなんです、素人が声優やると"浮く"んです。
宮崎駿的には、逆にその声優の「アニメ発声(アニメ声とは違う)」が嫌なのだそうですが、
はっきり言って一般の俳優さんのほとんどの人のアフレコは聞くに堪えない。
中には声優本業の方かと勘違いするような素晴らしい人も、もちろんいますけど。
やはり、声優の技術というものは特殊な物なのです。
その技術力を不当に蔑み、更には俳優・女優に社会的地位が著しく劣るかのようにまで言う宮崎駿は理解し難い。
もっとも、やはり声優と言うとどうしてもヲタ臭がするので
代わりに芸能人を起用する事で一般の集客を得て商業的には成功しているのですが。


それに俳優・女優が声優をやると、そのキャラクターが全部その人になってしまう。
これが一番わかりやすいのは正に木村拓哉で、木村拓哉がやったドラマの役は全部「キムタク」
プライドでもキムタク、グッドラックでもキムタク、ラブジェネでもロンバケでもヒーローでもキムタク。
うまい俳優・女優ほどこれが無いものです。その人なんだけどその時は「役」になってる。
声優も同じです。例えば池秀は確かに何やってても池秀なんだけど、
シャアの時はシャアだし、ケスラーの時はケスラーだし、名雲の時は名雲だし、
ミロの時はミロだし、師匠の時は師匠なんです。議長はまだわかんないけど(笑)
で、これが俳優・女優が声優となると、どうしても実際の顔がちらつく。
それなら普通の演技の方がまんま顔出てるじゃないかって話ですが、
逆に見えないからこそ、いつも見ている印象で固定化されてしまうんでしょうね。
と、これは俳優・女優の方々の素養に原因があるわけではないですが、欠点ではあります。


とまぁ、長々と書いたわけですが要するに最近の宮崎アニメは嫌いだって事です(笑)
で、最初のドラえもんに戻るわけですが、こんな風潮と言うか宮崎駿の影響で
本職の声優さんじゃなくて俳優や女優が起用されたらやだなと言うか、相当変になると思われる。


そしてこんな偉そうな事言いながら、
今週もデス種の「やらせはせんぞ!」「グゥレイト!」でニヤニヤするダメアニヲタな自分(´・ω・`)