スウェーデン 0-0 トリニダード・トバゴ

↓でストライカーが大事って書いたわけですが、
今大会「2トップ」という形での"ベストカップル"は
ズラとラーション先生だと思うのですが、
こちらも幾度となくこじ開けようと素晴らしい連携を見せたものの叶わず。
しかもこちらは中盤だって悪くは無いわけです。
やっぱり『入らない日』って奴はあるものです。
でもトリニダード・トバゴもこれ以上無い出来でした。
基本線としてはベタ引きカウンターに違いは無いのですが、
ただ単にベターっと引いて奪ってボーンではなく、
時にはトップに当ててタメを作り押し上げるという事も。
それによって守備の負担も幾分軽くなるわけですね。
やはり90分引き篭もるというのはどんなチームでも難しいですし。
が、後半開始早々に退場・・・
折角の好ゲームがこれでゲーム壊れちゃうのかなぁと思ったら、
ところがどっこい、ここからが更に良かったです。
ここで単純に引くのではなく後ろはそのままで
トップに残す枚数を増やすという、一見無謀な手ですがこれが効いた。
前線で収まる所を増やして奪ったボールを確実にキープする事によって
むしろディフェンスを負担を減らすという作戦が大当たり。
スウェーデンの中盤でのプレスも甘かったのを見越した上・・・
であったかは不明ですが、さすがベンハッカー、という感じの采配でした。
対してスウェーデンは個人のアタッキング能力の高さはさすがでしたが、
何か一つずつ歯車の噛み合わせがズレていっていたような感じでしたね。
当初は『ズラーション・ショー』となるかと思われたこのカードですが、
別の意味で見ごたえのある試合が思わぬ所で見られました。